
【終了】精神の〈北〉へ -Spirit of North-
10月3日〜7日の期間中、館内の良志久庵と市内・ギャラリー金田で下記の通り展示を行います。

アートプロジェクト「精神の<北>へ」とは
世界の北方の人や北を志向する人々が集い、それぞれの内なる〈北〉を探すとき、そこに見出される共通性は、方位でも地域でもない、精神的ディメンションの〈北〉である。アーティストや多岐にわたる専門家による領域や民族を超えた対話から、新たな北方論を見出すことをめざす。東日本大震災を契機に開始したこのプロジェクトは、東北人、とりわけ将来に渡って重い負担を負う福島の人々が、北方の人との交流をとおして自らのアイデンティティを再認識することの応援でもある。これまでに、福島県会津地方に残る文化財の蔵群や、東京都美術館、フィンランドのロヴァニエミ美術館などで、滞在交流や国際展を続けてきた。
精神の<北>へ2025の活動
日本・フィンランド・アイルランドの5名のアーティストが、vol.15:喜多方展—vol.16:東京展 として、二つの地域での滞在交流と展覧会を重ねる計画で、いりや画廊での開催は、その総括となる。「北に惹かれる人々には、民族の違いを超えて共通の精神性があるのではないだろうか?」プロジェクの根幹となるこの問いに、喜多方での交流活動を経てきたそれぞれのアーティストの印象や答えはどんなものになるか。いりや画廊での開催初日の「トークセッション」にて、明かされるかもしれない。世界が共生や調和と逆行していく昨今、わかり合うことの本質に迫る活動の意義をいっそう強く感じる。アーティストたちは開催地の人々や地域に向き合い、作品を紹介しながら、三ヵ国それぞれの故郷の精神文化や生活文化、アーティスト自身が北に抱くものについて互いに比較し、理解を深めていく。
(HPより抜粋)